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今こそ成長戦略の具体化を!

  • 2011/08/23

報道も代表選挙一色ですね。
前原さんも出馬を決められたとか。今日にも正式表明がありそうです。
誰に投票するのかと聞かれますが、「わかりません」としか答えようがありません。
いずれにしても、政策と覚悟とリーダー性も含めた人柄がすべてです。
じっくり考えます。
代表選はさておき、それ以上に気になるのが「円高」です。
異常とも思えるレベルでの円高水準が続いています。日本が対外債権国であることや国内企業の技術力の高さ、国民が保有する金融資産の大きさなどから、円が安全通貨との評価を受けているようです。
しかし、我が国のファンダメンタルズ以上の評価を受けているのは明らかで、大きな問題です。
投機的な動きに警戒が必要です。
円高には日本経済にとってプラスの側面もマイナスの側面もあります。
しかし、こと働くものの立場に立てば、円高による企業の海外移転、国内産業の空洞化は大変なマイナスです。そもそも国内に働く場が失われていくのですから。
日本はものづくりの国です。高い技術でよいものを造り、付加価値をつけて国内や海外に売る。特に製造業を中心とした輸出拡大によって、大きく経済成長してきたことに間違いはないのです。
アメリカはじめ多くの国は自国通貨安を容認する政策をとっています。通貨安のマイナス部分は容認しつつ、通貨安による輸出産業の立て直しを通じて経済活性化をめざしています。
僕は、今の政府や日銀に求められるのは、「したたかな為替政策」と「成長戦略の実現」であると思います。僕は金融経済の専門家ではありませんが、素人目線からもそのように思います。
そこで、今一度原点回帰の必要性を感じます。
民主党は2020年までの新成長戦略を掲げていたはずです。名目成長率毎年3%、今年度中に消費者物価を上昇率をプラスにする、環境や健康面での需要増で10年で100兆円、具体的には、法人税率の引き下げ、FTAAPの構築、再生可能エネルギーの買い取り制度、そうそう環境未来都市はどうなったのでしょう?
党で定めた以上、この原則に従って、成長を通じた財政再建、円高是正、国際競争力の向上をめざすべきです。フラフラしてても仕方ない。決めたことはやる!そうした姿勢が今こそ必要ではないでしょうか。