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文教科学委員会での質疑。

  • 2016/10/21

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昨日の文教科学委員会です。野党の筆頭理事として実質的に初委員会でした。

今国会初めて、松野博一文部科学大臣と議論しました。いわゆる文教族議員として活動してきた大臣です。教育費負担の軽減や教職員定数増などに意欲的な大臣でもあります。是は是、非は非として、しっかりと議論していきたいと思っています。

今回の質問の内容は大きく言って4点です。

一つ目は給付型奨学金。来年度の実現に向けた言質は大臣からもらいたいと思い質問しましたが、制度は導入するとの明確な答弁がありました。一歩前進です。後は導入の規模や対象が問題となります。また、現在の延滞者対策なども質しました。

二つ目は高校無償化に所得制限が導入されて3年。いよいよ来年は4年目。様々な理由で留年した子どもたちが在校4年目を迎えると、親の所得に関係なく授業料が徴収される自体となります。全日制で7000人以上。そのことがきっかけで高校中退の選択をする子どもも増えるでしょう。国として必要な対策を急ぐように要望しました。

3つめは、全国学力学習状況調査についてです。10年目を迎えいろいろな課題が出てきています。もはや悉皆で行う必要はなし。もう一度抽出に戻すべきです。60億近い予算、結果発表遅れなどのトラブル、順位を競うための対策の加熱化、英語や理科の導入…。文科省として改める思いは薄いようです。大きな問題です。

最後はMRJなどに代表される航空機産業の振興についてです。文科省の所管するJAXAは航空機研究の中心でもあります。そもそも航空機の研究はリスクが高く、費用も大きく、期間も長期にわたるため、民間企業では抱えきれないものです。必然的に公的な支援のあり方が重要な課題となります。その認識について問いました。

他にも聞きたいことは多々ありましたが、次回に確認したいと思っています。

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