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前川前次官の告白報道を受けて。

  • 2017/05/25

今日発売の週刊誌や各商業紙に、前川前文部科学事務次官の証言が掲載されている。

存否が確認できないとされている、加計学園の獣医学部開設に関する文科省内部文書が実際に省内で使われた説明用文書であったとの衝撃的な内容だ。

今日行われる参議院の文教科学委員会では、もともとこの内容について議論する一般質疑が予定されていた。前川氏の発言についてさらに詳しく状況を調査するためには当委員会に参考人として出席をいただく以外ないと考え、与党側に要求したが、現段階で応じる旨の返答はいただけていない。

いずれにしても、今日の委員会でこの報道内容について内閣府や文科省の認識を質す必要がある。

もはや文書の存在も、文書に記された「総理に強い意向」によって国家戦略特区を利用した内閣府主導の獣医学部開設が、文部科学省の慎重論を強引に押さえつけ、すすめられていった経過も、動かしようのない事実ではないか。

特区制度を利用して、規制を緩和し大きな改革を行う。それがお友達の意向に沿い、利益を誘導するものだったとしたら…。

民主国家の根幹が崩壊する。危機的状況だ。

委員会は今日の10時から。冒頭で質問に立つ。