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子どもの命を守る議連

  • 2012/06/14

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13日に第2回の通学安全議連の学習会を開催しました。
警察庁と国交省から通学路事故の現状について報告を受けた後、「命と安全を守る歩者分離信号普及全国連絡会」副会長の佐藤清志さんのお話を聞きました。
佐藤さんは交通犯罪被害者遺族のお一人です。
娘さんを交通事故で失いました。
スイミングスクールからの帰り、母と一緒に青信号で横断中に、左折してきたダンプカーに轢かれ亡くなったとのこと。
ルールを守っていながら事故被害に遭う理不尽さを被害者の立場から切々と訴えられました。
日本では、交通事故死者の半数以上が歩行者です。諸外国と比べ突出した高い数字です。
歩行者もドライバーも自転車の方も、平等に安全な移動ができる権利の必要性を感じました。
学校でも、子どもたちに交通教育を行い、「ルールを守ることの大切さ」を教えています。
しかし、子どもたちに「ルールを守らせる」のであれば、ルールを守った子どもの「命が守られる」社会を創らなければならない。
こんな言葉が心に染み入りました。
歩行者と車の信号を分ける「歩者分離信号」
これを進めるだけで、交差点での歩行者事故が半分近く減るんです。
大きな成果を挙げている自治体もあります。
こうした具体的な施策を国レベルでも進めていかなければなりません。
会の最後に、議連の顧問である元国土交通大臣の大畠章宏議員から「交通事故で命を失う子どもをゼロにするために、あらゆる手段を講じよう!」との発言があり、まさに議連の目指す究極の目標が示されました。