憲政記念館の特別展
- 2012/11/08
今、国会近くの憲政記念館で「昭和、動乱の時代」という特別展が開かれています。
これがなかなかすごい!小規模ですが重厚な展示品の数々に圧倒されます。
印象的だったものをいくつか紹介しましょう。
張作霖爆殺事件の一報を知らせる関東軍からの電報。
浜口雄幸の直筆日記、金解禁を喜び「食堂でシャンペンを…」などという記述もみえます。
国際連盟総会から送った吉田茂の書状。
翼賛政治を批判する鳩山一郎の日記。
太平洋戦争開戦につながった、いわゆるハルノートの実物。
開戦当初、「実に痛快、壮快!」との文字も見える松岡洋右が徳富蘇峰に送った手紙。
近衛文麿の遺書。
5.15事件で使われた手榴弾。2.26で凶弾に倒れた斉藤実の血染めの枕などもあります。
3文字は僕と重なる「齋藤隆夫」の背広。
すべて本物、実物です。
普通選挙の実施からはじまった政党政治。
政争やテロなどで国民の支持を失い崩壊していった政党政治、その後の軍部の台頭、そして開戦。
終戦に至る状況、その後の政党政治の復活。
何となく時代の重なりを感じてしまうのはぼくだけでしょうか?
昭和史に興味がある方ならまさに必見の特別展です。
無料ですよ。