体罰は絶対に許されない!
- 2013/01/12
大阪市立高校での体罰問題。子どもの命が失われるという、悲しい出来事につながりました。
絶対に許されないことです。
体罰は、抵抗できない相手に対する一方的な暴力です。
ましてや、運動部における指導者と生徒という関係には、特に強い主従関係が存在します。
絶対に許されません。
体罰が指導上必要であるとか、効果的であるなどと言っている指導者は、はっきり言って力量も経験も不足しています。
体罰を受けることが怖いから、技術が伸びるなどということはありえません。
指導者の顔色を伺いながら、あるいは恐怖におののきながら、よいプレーができるわけありません。
いかに効果的かつ論理的に指導し、実際のゲームでは、いかに伸び伸びと力を発揮させるか、それが指導者の力量でしょう。
旧態然とした日本式のスポ根的考えや、結果を出さなければという指導者の焦りを生み出す土壌なども、こうした問題の根底にあるものと思います。
指導者の資質だけでなく、該当校のガバナンスや教委の対応などにも大きな問題があります。
再発防止に向けて、十分な検証をしなければなりません。
僕自身も、運動部の教え子たちによく「先生はめちゃめちゃ怖かった…」と言われます。
でも、それは体罰という暴力によるものではない、自信を持って言えます。
二度とこのような悲しい問題が起きないよう、自身の経験もふまえつつPT等でも対策を議論していきたいと思っています。
先日のこのブログにも書きましたが、ボクシングやプロレスなどが得意な先生を教壇へ、などといっていた副大臣は、今どんなことを考えているのかぜひ聞いてみたいものですし、発言自体を改めて撤回すべきだと思います。
大阪の市長さんも、教育現場や大阪市教委の責任ばかりを口にせず、まず頭を下げることから始めたらどうかと思います。教育委員の任命責任者であり、市の最高責任者なんですから…。教育行政が市長さんの直轄であったら謝罪するのでしょうか。
いずれにしても、今後は以前に言われていたような体罰容認と思われるような発言は控えてほしいと切に願います。
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