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中国訪問① 2016年11月

  • 2016/11/07

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岡田克也前代表に誘われ、11月2日の夕刻から3泊で中国に行ってきた。

3日は木曜日。木曜日は委員会の定例日だがこの日は祝日。衆議院のTPPの審議状況をみても4日の金曜日の参議院本会議もなさそうで会派に迷惑をかけることもないだろう。そのようなことから訪中を最終的に決意した。

 

現地では日本企業関係者、日本政府関係者、中国の政府関係者、要人など多くの方々と意見交換をしたが、先方の許可も得ていないので名前や会談内容の詳細を明らかにするのは避けることにする。

 

2日夕刻、羽田から北京へ出発。北京到着後、大使館の方や中国中連部の皆さんお出迎えを受ける。空港から市内までおよそ50分。片道4~5車線もある道路だが大渋滞。恐ろしいほどの車の数だ。市内到着後の夕食。遅めの時刻から大使館の皆さんと日本料理。中国経済や政治の状況について詳しくレクを受ける。その後ホテルへ。

 

翌3日。在北京の日系企業の皆さんと朝食会。中国のおける日本企業の立ち位置や将来展望、日々の生活ぶりなど生の声をお聞きした。日本から中国への投資が伸び悩んでいる現状とその理由がわかる中身の濃い朝食会だった。

 

その後ホテルをチェックアウト。結構いい部屋だったので高いかと思っていたが、意外と安くて驚いた。ホテルは他の国よりも廉価なようだ。その後、天安門広場から故宮へ。天安門広場は100万人以上の人々が集えるほどの広さだ。故宮も初めて訪れたが、幾重にも宮殿が連なる壮大さに驚く。中国歴代皇帝の権力の大きさを感じるばかり。ここは一見の価値がある。ただし、多くの見学者がいたが、日本人観光客らしき方はほとんどいない。日本から中国への観光者は実は増えてはいない。それが話題にならぬほど中国人による中国国内での旅行が増えているそうだ。なるほどと納得する。

 

約一時間の故宮の後に中連部へ。中連部というのは中国のいわば外交部だ。部の中心メンバー数人と2度に渡り会談。経済連携から南シナ海問題まで、会談内容は多岐にわたった。

首都博物館も訪問した。陶磁器の数々を拝見したがどれもこれも素晴らしい。日本で鑑定に出したらどれほどの値が付くのであろう。ついついそんなことを考えてしまう。

 

夕刻には中南海に。中南海とはいわゆる中国政府の諸機関や要人の居住地の呼称だ。権力を示す象徴的な言葉でもある。ここでは某政府要人と会談。誰もが名を知る要人だ。ここでも南シナ海や東シナ海の外交問題、TPPに対する姿勢などが中心的な話題となる。予定時間を大幅にオーバー。

 

その後は北京市内で夕食を済ませたが、夜便で鄭州に向かう予定があり、ゆっくり食事を楽しむ時間がない。おいしそうな北京料理をかきこむようにいただいた。21時過ぎの便で鄭州へ。到着は23時。午前0時ほどにホテルに着く。フランス系の立派なホテルだ。明日の朝は7時出発。早く寝なければと思いつつも、盛りだくさんな一日の光景が頭をよぎりなかなか眠れなかった。

 

                                    (つづく)