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懸案のスピーキングテスト。

  • 2018/11/13

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来年度から実施予定の全国学力学習状況調査における英語スピーキングテスト。
試行校での実施状況を踏まえ、問題点を文科省に訴えてきました。
愛知県でも当日、パソコンが正常に稼働せずに実施ができない学校がありました。
生徒のスピーキングについては個々に録音し、外部委託した業者が採点する方式ですが、
この録音や送付、事前の準備、個々のパソコンの性能チェックなど大変な作業が必要です。
そもそもなぜすべての中学校3年生を対象に実施しなければならないのかがわかりません。
コンピュータ室を使ったテストですが大規模校ではいったい何時間かかるのか、この点も心配です。
こうした課題を踏まえ、文部科学省では来年度の特例として一部実施をしない学校も認めることとなりました。
文科省の柔軟な対応は正しいものと評価しますが、そもそも悉皆型の調査になじむのか、なぜ抽出での実施でいけないのか、多くの疑問が残ります。
また来年度のみの特例とのことですが、こうした抽出での調査を真剣に議論すべきだと思います。
引き続いて実施状況を踏まえての対応を求めていきます。