「巨人軍は永久に不滅です」的エール?
- 2010/03/01
今日も教員を退職した大先輩方と教育について話す機会がありました。現役の先生方に負けず劣らずこれからの教育について熱い思いをもってみえるなと思いました。
この国の教育のこれからを熱く語る先輩たちの姿に、ふと以前に読んだ養老孟司さんの「『巨人軍は永久に不滅です』を考える」(題名が違うかもしれません)というエッセイを思い出しました。
養老氏は、「年をとられた人が社会の未来を考えたり、人の未来を心配したりする必要は本来ない。なぜなら、人にとっての未来とは自分の人生そのものだからである。しかし、それは個人主義の考えであって、人には守るべき未来、守るべき社会が必要だ。それが家族であったり、会社であったり、巨人軍であったりする。」というような話だったと思います。(あくまで自分なりの解釈です)
これからの教育をこうしたい、教育を子どもを守っていきたい、先輩たちのこうした熱い思いの源は、自分が生業としてきた教師という仕事への自負と誇り、大好きな子どもたちへの愛情なのでしょう。
まさに自分自身のことではなく、未来に、社会に、教育に、学校の未来に少しでも寄与したいという思いの表れです。
これも先輩方からわたしたちへの「巨人軍は…」的エールなのかもしれません。