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教育費の負担軽減に向けて

  • 2010/10/06

今日は、午前中から文科の部門会議。
私学連合をはじめとする各種団体から、税制改革についての要望を伺いました。
・教育費の個人負担を軽減するために、親から子、祖父母から孫などへの教育費贈与を所得から控除する。
・学校などへの寄付についても所得から控除する。
・教育費に限って、相続税の対象から除外する。
などなど、さまざまな要望が出されました。
なるほどなと思うことばかりでしたが、気になることも…。
控除という形での負担軽減は、本当に教育費負担に苦しむ家庭に役立つのだろうか。裕福な家庭は恩恵があるが、そうでない家庭にはプラスが少ないのではないか。どうせ税収が減るのであれば、高校の無償化のように平たく給付する形の方がニーズに合っているのではないか…。
そうした趣旨で意見を申し上げました。
いずれにしても、教育費の私的負担の軽減は急務です。子どもたちをフェアな環境の中で学ばせてやりたい。このことは私の公約の一つです。そのために何が必要か。経営論、経済論だけでなく、子どもや保護者の視点から十分に考えたい課題です。