直球ど真ん中

TOP >  直球ど真ん中 >  若い先生や女性の先生へのエール!

若い先生や女性の先生へのエール!

  • 2011/03/06

名古屋の出直し市会議員選挙がスタートしました。
3陣営の出発式でお集まりいただいた支援者の皆さんに政策の訴えとお願いのご挨拶。
この土日は、地元で演説会をハシゴして、仲間の議員への支援を訴えていきます。
さて、昨日は愛教組の青年部や女性部の定期総会へお邪魔してきました。
若い先生たちや女性の先生たちに自分なりの激励を述べてきました。
今の先生たちは本当に大変です。昨今、教員はきわめて厳しく難しい職場環境におかれています。
僕がまだ20代の青年教師だったころ、かれこれ20年ほど前になりますが、学校現場にはもう少しゆったりした時間の流れと、寛容さがありました。
教育課題もずいぶんと多様化し、複雑になったように思います。
当日もいくつか例をあげてお話ししましたが、あのころと今とでは、単純な統計上の数字ですし、アバウトな数字ですが、不登校は約2倍、日本語教育の必要な児童生徒は約2.5倍、子どもの虐待の相談件数は約26倍になっているとの報告もされています。
中学校では、業務のうち、準備や評価なども含めたいわゆる学習のために教師が費やす時間が約4割、それと同じく約4割を学習以外の指導や保護者対応などに充てているとの調査結果もあります。
事務作業も膨大となり、以前にも述べたように授業後の職員室はパソコンに向かう先生ばかりで「ネットカフェのよう」なのです。
教師を子どもたちのもとへ、教師を授業へ、教師を仲間のもとへ、こんな当たり前のことがなかなか実現できない現状にあるのです。
ある全国的な調査で、退職教員のうち、定年前に退職する者の割合が60%にのぼるとの数字を目にしました。50代のベテランの次に、20代後半の若い先生たちの退職率が多いことにも驚きます。
高校生の娘が教員になりたいと言っています。娘の夢なので尊重したいし、自分の進路は自分自身で選べばいいと思います。何よりもやりがいのある仕事だとも思います。
しかし、厳しい環境をみるにつけ、手放しで喜べない。親としての正直な気持ちですね。