AIPAでの出来事①
- 2011/09/25
2011年9月19日から24日まで、第32回ASEAN議員会議(AIPA)総会に、日本代表団長として参加しました。以下、多分数回にわたって、カンボジア・プノンペンで開催されたAIPAでの印象的な出来事について記したいと思います。
今回の代表団は、僕のほかに、自民党の鶴保庸介さん、公明党の長沢広明さん、国際部国際会議の清水賢課長、富士由将課長補佐です。現地では通訳の砂場裕里さん、佐藤メットラー陽子さん、川村志保さんに合流いただきました。
また、黒木雅文特命全権大使はじめ、在カンボジア大使館の皆さんとも諸活動を共にしました。
○ いざ、カンボジアへ
10:00成田発の飛行機でまずはベトナム・ホーチミンへ。日田総領事の出迎えを受け、乗り継ぎのわずかな時間を活用して、ベトナム経済の現状等について説明を受けました。ひょっとして、どこへ行ってもこんな感じで寸暇を惜しんでの活動か…それはそれでやや不安も。
ホーチミンから40分ほどでプノンペン到着。空港は、踊りや鳴り物で大騒ぎ。立派な花束をいただくなどご歓迎いただきました。国会議員さん3名の出迎えを受け、別室にてしばし懇談。
その後、宿泊先となるホテルへ。プノンペン市内は人・人・人、バイクや車が激しく往来し、活気むんむんの様子。やたらとトヨタ車が多い。というより、それ以外はほとんど見かけないほどです。愛知県人として少し嬉しく思いましたね。
途中気づきましたが、交差点のたびに先導の白バイのサイレンがけたたましく鳴り、信号が赤でも僕たちの車は止まることはありません。あらゆる交差点にポリスが立ち、通行を遮断して、僕たちの車を通します。
僕たちは国賓か?
「これは想像以上に大変なことになりそうだ」この時の予感はその後、まさに現実のものとなります。
ホテルでは、黒木大使はじめ大使館の皆さんや通訳のみなさんと合流。
休む間もなく、AIPA議員連盟会長主催の歓迎夕食会に向かいました。この道中も、もちろんポリス先導、若いけれどいかつい顔をした笑わない青年が同行。僕についたSPさんです。日常は、フン・セン首相のSPをしているのだとか。彼は、この後、帰国するまで僕たちに寄り添ってくれました。
歓迎宴では、タイ国会議員団と同席しました。聞くと35人で来ているとのこと。タイの上院議長と親しく会話。彼女は先日、日本の国会を訪問したばかり。「一日に7本も法案が通る日本の国会が羨ましい」と言ってました。僕からは「本会議では法案が通るけれど、それ以前のアンダーグランドな取り組みが大変なんです」とご説明。議長さんにはよく理解できないことなのかもしれません。
時差2時間。少し眠いが、ホテルに帰って鶴保さん、長沢さん、清水さんと軽く一杯。
翌日は全体会議で日本団を代表しての演説があり、部屋で原稿の確認をしてから休みました。
(続く…)