円高対策急務!
- 2012/06/06
今日はやや戻しているようですが、円高と株安が止まりません。
今回はユーロ圏の信用不安を背景にした円の独歩高ですが、仮にギリシャのユーロ離脱やスペインの金融システムの不全などの状況になった場合、世界のマーケットはどうなるのでしょう。
リーマンショックの比ではない、大変な状況が予想されます。
先日も財政金融専門の先輩議員と議論しましたが、長引く円高に多くの国内企業が耐えきれなくなる限界点が目前だとの認識で一致しました。
耐えきれなくなった企業は、国内に残って経営が成り立たなくなる前に、海外へ拠点を移す道を選ぶでしょう。当然のことです。
国内の雇用は失われ、さらなる不況下に置かれることでしょう。
歴史的に見れば、このような経済状態に陥ると、通貨安がすすみ、少しずつ経済が好転していくことも考えられます。
しかし、前述のように、国内産業の空洞化が進んだ状況下では、通貨安が国際競争力の強化につながりません。経済の好転につながる可能性が低いのです。
現在の円高は企業単位で克服できる水準を超えています。
マーケットのセオリーには精通していませんが、迅速かつ大胆な政策の必要性を感じています。
消費税の議論よりもこちらが優先しているように思えて仕方ありません。
- < お祝い事が続きます。
- 通学安全議連発足! >