燃えすぎず、力みすぎず、平常心でがんばれニッポン!
- 2012/08/06
オリンピック、メダルラッシュですね。
日本勢の活躍に毎日声援を送っています。
こうした大きな大会で、持てる力を出すことは難しいですね。
いわゆる「本番に強い」選手やチームであるためにどうすればよいか。指導者は何をすべきか。
僕自身も長くスポーツを行ってきましたし、子どもたち相手に指導者としての活動もしてきました。
特に指導者として何年も同じスポーツに携わってくると何となくこれかな?なんて気付くことがある。
要は3つだと思います。
ひとつは体調管理。どこに調子のピークをもっていくかの算段。
高校野球のように、本大会に出るための予選などがある競技もありますから難しいですね。高校野球でいくら甲子園の本番にピークをもっていこうとしても、その前の予選で負けてしまっては仕方ないですから…。
このあたりのさじ加減が分かっている監督が、常連校の監督でしょうね。きっと。
どんな競技でも本番前には、あまり練習しないのが得策でしょう。
ふたつめは、選手の自信をどう高めるか。
指導者は大会直前にはただただほめるしかないと思います。
マラソンの小出監督なんかはこの典型でないでしょうか。大会直前に気合いが入りすぎて大声で怒鳴りまくっている指導者もよく見かけますが、たいてい結果は伴いません。
最後は、試合中、競技中のメンタルをどう安定させるか。
指導者は絶対に不安な顔を見せない。どっしりとにこやかでいること。
さあいよいよだ!さあ本番だ!などと妙に特別な感情をもたせない。
いつも通り、いつも通り。これが基本です。
こんなことオリンピックに出る選手や指導者ならみんな分かっている。
でもなかなかできない。日本中が加熱している中で、なかなかこんな状況を保てないんでしょうね。
選手諸君には、燃えすぎず、力みすぎず、平常心で、力を出し切ってほしいと思います。