2015年、大晦日に思うこと。
- 2015/12/31
今年も早や大晦日を迎えました。あっという間の一年。月日の経過するスピード感が年々速まっています。
政治的に良い年であったとは思えません。9月の安保法制の顛末は政治史に残る汚点であったと思います。
日本から民主主義や立憲主義という政治の基本が失われつつあります。2015年をその始まりの年にしてはいけません。それは来年以降の政治の大きな役割です。
個人的には、多くの皆様と出会い、多くの皆様に支えられ、多くの皆様とともに活動していることを強く実感できた一年でした。
体調を崩すこともなく、けがもなく、健やかに過ごせたことが何よりでした。このことに何よりも感謝したいと思います。
国会での活動も忙しかったけれども、とても充実していました。
文教政策などについては党内でも責任ある立場をいただき、また国会審議でも多くの活動の場をいただきました。ありがたいことです。
さて、2016年。いよいよ議員として試練の時を迎えます。7月には2度目の参議院選挙。党の公認を得て、準備をすすめています。
党勢が芳しくありません。現政権の問題点は多くの国民が感じているところであるはずなのに、その受け皿として認識されていないことは残念です。
すべてはわれわれの努力と工夫の不足によるもの。実情をしっかりと受けとめ、訴えを続けていきます。厳しい選挙となることは明らかです。
愛知県民の皆様に「こいつにもう一度仕事をさせてみよう」と思っていただけるようにひたむきに真面目に訴えます。
声の大きな一部の人間、必要以上に他に攻撃的な人間がもてはやされる傾向があります。手を動かし汗を流す人間に対する興味は早々に失われますが、手よりも口が派手に動く人間への関心は強まるようです。今のメディアも同様です。子どもたちや教育への負の影響を心配します。本当に信頼されるべき人間はどのような人間であるのか、子どもたちに語りたいとよく思います。
人知れずボランティアに励む若者がいます。そうした若者が増えています。何か対価を求めるでもなく、誰かに指示されたわけでもなく、内発的なものであると思います。大きな声をあげ、強さを誇示し、人を攻撃する若者もいて、存在感を示しています。しかし、穏やかに目立たず、黙々と活動する若者が増えていると思います。これはとてもうれしいことです。日本の未来への希望です。こうした若者たちが輝く社会をつくることが僕たちの仕事です。2016年の目標です。