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ひとつ屋根の下で。

  • 2017/10/24

第48回総選挙が終了しました。まさに激動の1ヶ月。解散風が吹き出し、離党者が相次ぎ、希望の党ができ、民進党の希望への合流が総会で決まりました。政権交代もできるかもしれないとの高揚感があったのも事実。しかし、翌日以降に大きく振り掲げられた排除の論理。仲間が割れる形で立憲民主党が結党され、無所属出馬も含め、三つに分かれて選挙戦に臨むこととなりました。

あえて申し上げますが、小池さんたちが排除の論理を掲げたことによって、このような事態になることは必然。結果として与党を利することも必然。それを予想できない方々には組織を束ねる資質がないのだと思います。様々な状況に追いやられた人たちの気持ちを幅広く思うことができないからです。

さて、選挙戦。私は地元愛知県で、立憲民主党の赤松候補、近藤候補の選対責任者を務めました。お二人の支援をしながら、県内で奮闘する旧民進の仲間たちの応援も可能な限り行いました。希望の党、無所属問わず、なんとか当選してもらいたい、その一心でです。県内で12人の仲間が当選しました。惜敗した仲間もいて残念でしたが、それぞれの陣営が精一杯努力した結果です。敬意を表したいと思います。

さてこの後どうなるのか、そのような問い合わせをよくいただきます。衆議院は党として分裂しているので、当面その枠組みでいくのでしょう。参議院民進はどうか。議論が必要ですが、 急ぐ必要はないと思います。現状の民進所属でありながらより望ましい道を探していけばいいと思います。

民進には地方組織もあり、地方議員さんも職員もいます。親は協議離婚したけど、兄弟は残っています。兄弟は仲が良くて出来ればこれからも一緒に暮らしたいと思っている。親だって憎み合って離婚したわけじゃない。籍は別々になったけどひとつ屋根の下で暮らすことだってできるでしょう。参院はその屋根になれないか。そんなことも考えます。

何れにしてもできるだけ多くの方の考えも聞きながら、よりよい方向を模索していきたいと思います。相手は巨大与党です。ここからです。スタートです。