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日本のお金の平均をみる

  • 2018/02/02

日本の労働者の平均年収は485万円。もちろん年収であって手取りでも所得額でもない。ちなみに男性は539万円、女性は367万円で実に172万円もの差がある。

総理は4年連続の賃上げを実績として強調する。賃上げを労働組合が誇るのならともかく、総理が自慢するのもいかがなものとは思うが、まあいいだろう。しかし、この間、物価と比較して実質賃金は決して増加していないし、税や社会保険料の負担はおそらく40万円近く増えている。国民がアベノミクスの恩恵を実感しているなどというのはリアリティがない。

女性の賃金が上がらない大きな要因は女性が大きな割合を占める非正規雇用者の増大だ。平均年収は171万円。非正規の平均給与は正規の役35パーセント。実効性ある同一労働同一賃金の導入が急務だ。

お金を巡る日本の平均についてもう少し述べよう。世帯の平均貯蓄は1820万円。そんなに?と思う方もいるかもしれないが、この数字は平均であって中央値ではない。平均を下回る世帯が70パーセント近い。要するにここにも大きな格差があるのだ。貯蓄が100万円未満の世帯は10.5パーセント。貯蓄額の中央値は996万円。3040代の4人に1人は貯蓄ゼロという実態である。貯蓄だけでなく別に借金もある。2人以上世帯の平均借金額は507万円。貯蓄が借金を上回るのはほぼ50歳代になってからという方が多い。

男性サラリーマンの平均小遣い額は37428円。ちなみにへそくりは女性が男性の1.7倍、147万円らしい。

私は自動車産業の集積地愛知県の出身だが、車の平均買い換え期間は12.8年。結構長い。驚くのは男性よりも女性の方が車の買い換えまでの期間が短いことだ。長く大切にモノを使うことはよいことだが、20年で買い換えまでの期間が3.5年も伸びていると聞くと心配になってくる。私は子育て負担や生活コスト自体の負担増で可処分所得が減少しているこの20年の状況が大きな要因だと思っている。

(日本の平均何でも辞典より)