平昌オリンピック視察記録 part2
- 2018/02/15
2日目の視察は、カンヌンにあるハイパフォーマンスセンターから開始。選手たちをメディカル、メンタル、技術面でサポートする施設です。日本食の提供などを通じて国内と同様の環境下で競技に臨めるよう設置された施設です。これは今後の大会でも絶対に必要ですね。
小平選手や高木美帆選手なども現地で施設を十分に活用しているようでした。
その後、選手村を訪問して、山下泰裕選手団副団長らと様々意見交換を行いました。山下さんによると今大会は冬のオリンピック史上最多のメダル数が期待されるとのこと。
選手村で意外であったのは部屋の狭さ。2人一部屋が基本ですがおそらく8畳一間くらい。長期の滞在には少しきついかな。東京での状況も確認しなければなりません。
その後、昼食をともにしながら、日本大使館のみなさんからブリーフィングを受けました。そしてJOC主催のジャパンハウスレセプションへ。竹田会長や安倍総理ともお会いしました。
夕刻はカンヌンのアリーナでアイスホッケー女子日本対スウェーデン戦を観戦。スマイルジャパン。素晴らしい試合でした。結果は1対2で惜敗。残念!
会場はほぼ満席。韓国の方が多いようですが、日本からの応援団も多く、素晴らしい雰囲気。
観客席で、カーリング日本代表のスキップ藤澤五月選手とお会いし、激励をしました。競技中とはまた違った雰囲気で…。期待してます。頑張ってください!
続いて、スピードスケート女子3000メートルを観戦。メダルの期待がかかる高木美帆選手らを声を枯らして応援しました。結果は5位でしたが1000メートルにつながる素晴らしい滑りでした。驚いたのは直前までリンクを何周も回るアップ。やりすぎじゃないかと思うくらいでしたね。
観戦を終えて帰路につきましたが、外は恐ろしいほどの寒さ。風も強く、帽子を取ると額に当たる寒風で頭痛がするほどです。これぞ平昌。いくつかの競技も順延になったようです。
2日目は様々な附帯施設を視察できて有意義でした。
3日目はいよいよ平昌での最終日。
午前中に少し余裕があったのでホテル周辺を散策。ホテルのあるギョンボは実は韓国有数のビーチリゾート。日本にもよくあるような海水浴場です。風光明媚で、後に北朝鮮の美女応援団が訪問したということで盛んに報道されていました。私的には知多半島の内海海岸みたいな雰囲気に思いました。
あまりに寒いので散策も短時間で終わり、ホテルに戻りました。その後は再びフィギュア会場へ。団体のアイスダンス、坂本選手の女子フリーなどを観戦。
午後、オリンピック会場を後にしてカンヌン駅から仁川へ向かうKTXに。オリンピック視察を終えました。東京大会に向けて様々な課題も明らかになったと思います。今後の議論に生かしていきます。
視察にあたりお世話になった現地大使館、遠藤利明会長代行をはじめとする東京オリパラ組織委員会の皆様、旅行社の渡辺さん、JOCの皆様、JSCの皆様、日本選手団、そして議員団の仲間に心からの感謝を申し上げます。選手たちが残す日程の中で持ち味を発揮し、完全燃焼してくれることを期待してご報告とします。