第2次補正予算が閣議決定されました。今日の文部科学部会で補正予算の内容について、文部科学省からヒアリングを受けました。

学生、芸術家、アスリート、大学研究者などへの支援と併せ、子どもの学習保障のための人的加配、学校教育活動再開支援経費などが盛り込まれています。

私からは、教員の加配に3100人、学習指導員の追加配置61200人、スクールサポートスタッフの追加配置なども予算化されています。しかし、そもそも人が集まるのかという根本的課題がありますし、国が負担するのは3分の1で残りは自治体負担。どれほどの自治体が対応できるのか、その見通しについて質しました。どうやら手挙げ方式で、対応可能な自治体に対して予算措置をするようです。

さらに学校における感染症対策についても質問。特に学校を悩ませている消毒の作業。子どもが触れるものすべてを最低1日１回は消毒するのが基本。机やいすなどだけでなく、教材やボール一個一個にいたるまでが対象です。これでは学習指導どころでなく、先生が消毒作業員みたいなもの。次亜塩素酸ナトリウムなど扱いに手間がかかるものだけでなく、一定の消毒効果が見込まれるものを解禁していくことや、消毒する人員を学校外で確保することなどを求めました。ことの重大さは役所も認識しているようでした。各学校に規模に応じて、100万円、150万円、200万円が配当される見込みです。これらの予算を校長判断で活用することになるものと思います。

引き続き、具体的な対策強化を求めます。