修学旅行はGoToトラベルの対象になるのか?
- 2020/07/17
「修学旅行にGoToトラベル事業は使えるか」という問い合わせをいただく。政府方針の現状を伝えるが、ご承知のようにこの事業に関しては対応が右往左往しており、毎日のように方針が変わっている。後々変更の可能性もあるのでご留意いただきたい。
結論から言えば修学旅行はGoToの対象となる。少なくとも、すでに旅行会社と契約している料金の35%はキャッシュバックされる。ただし、7月22日以降の出発、発着地が東京以外の場合だ。地元の愛知県の場合、到着地が東京では対象外。ただし、この到着地というのは宿泊地を指すので、愛知を出発して、東京都内を回り、千葉の舞浜のホテルに泊まるような場合は対象となる。
若者や高齢者の団体旅行は対象外との報道もあるが、特に修学旅行は対象になる旨、国土交通省が明言している。申請方向は旅行会社と相談してもらえばよい。払い込みがまだなら割り引いて払い込みかもしれないし、後ほど学校の口座に振り込まれる方法がとられるかもしれない。いずれにしてもそれぞれの家庭に返金する手間はあるだろう。
別件で、コロナの影響で、修学旅行がキャンセルになった場合、キャンセル料の負担はどうなるのかという声も多く聞く。この負担は個々の保護者にさせるわけにはいかない。この負担は各自治体が負うべきものだ。コロナ対応の地方創生臨時交付金が3兆円各地方に配分され、そのメニューに修学旅行のキャンセル料も盛り込まれている。各自治体で早急に予算化すべきものだ。それがなされないとすると、住民本位の視点が乏しいといわざるを得ず、自治体が批判の的になってもしかたないだろう。