義務標準法40年ぶりの改正!35人学級実現!
- 2021/03/31
本日の本会議でいわゆる「義務教育定数標準法改正案」が可決。成立しました。来年度から5年間かけて小学校すべての学年で暮らすサイズが従来の40人から35人になります。民主党政権時に小学校1年生のみ改正。その後の政権交代で据え置きのままでしたが、今回、10年ぶりの改正。小学校全体という大規模な改正では実に40年ぶりとなります。大臣はじめ、文部科学省の関係者、教育関係団体、各自治体、与野党議員、そして現場で頑張る教職員、すべての関係者の努力に敬意を表します。
実は小学校すべての学年での35人学級、20近い県ですでに実施されています。国が行わないなら、自力でということで、何らかの形で先行的に行っている県がほとんど。後追い実施の感は否めませんが、国による定数措置がなされることによって、全国津々浦々で安定的に実施できると言う点では大きな成果ですね。
私もずっとこの問題に取り組んできました。今日の改正には感慨深いものがあります。ただ、課題も山積。今後は今回盛り込まれなかった中学校への拡充。世界的には20人が標準と言われるなかでの35人学級。さらに30人、25人と拡充していく必要もあります。また、いわゆる専科などの加配措置が今回の改正によって後退するようなことがないか、この点もしっかりフォローしていく必要があります。
そして教職員の確保。今後5年間に追加で必要となる教職員は1万3千人。ブラックな職場というイメージからか、昨今教職希望の方が減り、小学校の採用試験倍率は3倍を切るような状況です。働き方改革や処遇の改善なども急務です。教職は子どもたちの整調に寄り添える素晴らしい仕事です。心が震えるような体験も数多くあります。この魅力をぜひ皆さんに伝えていきたいと思います。
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