本日、名古屋市立新明小学校の閉校式がありました。
　今日を以て、130年以上の歴史に終止符を打ち、新たに近隣の六反小学校と合併して笹島小学校となります。
　新明小は、名古屋の都心も都心、名古屋駅前に位置する学校です。全校児童は現在90人ほどです。帰国児童の受け入れ校でもあり、地元の子ども以外に、多くのいわゆる「帰国子女」が在籍します。
　私がかつて勤務した学校でもあります。かつてといっても最近の話で、2008年度まで在籍していました。
　都心の帰国児童受け入れ校ということできわめて特徴的な学校でもありました。
　私は、教務主任をしながら帰国学級の担任もしていましたが、何しろ、国際色豊かです。教室の中を外国語が飛び交います。私が外国語に堪能でないことをいいことに、都合の悪いことは友達同士、英語で会話なんてこともざらでした。こうした特徴を生かし、国際理解教育に力を入れていました。多文化を自然に受け入れる校風はほかにはない特徴でした。
　都心の割に地域とのつながりも強く、ＰＴＡやＰＴＡのＯＢのみなさんが、学校教育に大変協力的でした。
　敷地が狭いこともあり、屋上にプールがあります。ミッドランドスクエアやＪＲタワーズに囲まれて、不思議な違和感があります。夜になると結構きれいで、プールを開放して、プールサイドでビアガーデンでもやったら結構人気になるだろうな、などど本気で思ったこともありました
　思い出深いこの学び舎がなくなるのは、寂しい限りです。子どもたちや卒業生、地域の人たちにとってはなおさらでしょう。
　たくさんのテレビ局の方が取材に来ていましたが、私が来ていることに気づいた社の方が、子どもたちとのやりとりを撮影…。迷惑をかけそうだったのでほどほどにして退散しました。
　ときどき、ふらっとお邪魔していた新明ももう明日からはないのか…