小沢一郎氏と懇談!
- 2010/09/09
昨日の夕刻、小沢一郎氏と衆議院議員会館でお会いし、代表選に向けた決意をお聞きしました。
小沢氏からは、
「今の日本の最大の課題は国民の消費が落ち込んでいることであり、その原因は将来不安を拭い去れないことである。年金や雇用対策に全力を挙げ、この将来不安をなくしていく。さらに小泉政権のもとで破壊されたいわゆる『日本型終身雇用制』を復活させていきたい。」
との話があり、心に残りました。
私からは、菅総理が国家公務員の人件費削減のために、人事院勧告をこえる給与の削減を明言されていることを受け、小沢氏の公務員制度改革についての基本的なお考えをお聞きしました。
「人件費の2割削減は民主党の公約でもあり守っていく。しかし、単に給与削減でなく中央から地方への人の移管や公益法人のスリム化などで対応していくべきだ。人事院勧告は尊重していく。その中で労働三権の付与も検討していく。」とのことでした。
私も、先の参院選で公務員人件費削減について同様のスタンスでお訴えをしてきました。地方公務員も含め、安易な給与削減で財源を生み出す前に、業務のスリム化や中央と地方の役割の見直しなど着手すべきことは多々あります。
公務員バッシングを受け、年々給与が削減されながらも、必死でがんばっている多くの仲間の姿を目の当たりにしているだけに、余計にそう思います。
日本が苦しむデフレの最大の要因は、可処分所得の減少による消費の落ち込みだと思います。どうも官と民が負の連鎖、負の影響をしあっているような気がしてなりません。
菅総理、小沢氏、お二人から直接お話を伺いました。貴重な機会をいただきました。これも代表選のおかげですね。せっかくですから、政策と政治理念を最終までじっくり聞かせていただきたいと思っています。