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学校に「人」と「遊び」を!

  • 2010/10/13

中学校の校長をしている友人から、学校現場の状況を聞いた。
今の学校に何が必要かと問うと、「人が欲しい」と一言。
新しい指導要領が導入され、授業のコマは確実に増える。
たった1時間と言うなかれ。すべての学級で1時間ずつ増えれば、単純に学校の学級数分の授業時間が増えるのだ。教科などの関係で簡単ではないが、20クラスの学校で20時間、中学校でいえば先生一人が受け持つ時間数ほどが増える。現有人員でこれをこなしていくことになるが、ただでさえ忙しい現場には酷な話だ。
先生たちは、世間で言われるよりもずっと頑張っている。もちろんなかにはそうでない先生もいるだろう。それはどの業界でも同じだ。今の学校はさまざまな課題を抱えている。私の知りうる中学校などでは、授業が空いている時間も職員室に残っている先生はそれほどいない。少し心配な学級の指導のサポートに出たり、廊下や屋外で目を光らせたり…。たまに自席に戻っても、教材研究やら採点やらすることは山ほどある。
勤務の時間もあってないようなもの。ほとんどは時間を超越して仕事をしている。教員の勤務をどうこう言う方々もいるが、是非こんな現場の状況を見てほしい。
こうした状況を改善していくためにはやはり、人員の増だろう。
教員が子どもに向かい合う。教員が子どものことについて意思の疎通をはかる。教員がクラスという枠の中では過ごすことのできない子どもたちに面と向かう。そのためにもハンドルでいうところの一定の「遊び」が必要だ。
そうして増えた先生を、学校がその実態に応じてある程度自由に配置する「遊び」も必要だ。場合によってはクラスサイズが各学校で異なってもいいだろう。現場のアカウンタビリティーやマネージメント力が問われることになるが、それを恐れていては何もできない。
学校に人を増やし、遊びを増やす。
これも自分の使命だ。