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COP10パートナーシップ事業 八事の森のコンサート

  • 2010/10/24

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COP10のパートナーシップ事業として開催された「八事の森のコンサート」にお邪魔しました。
興正寺の特設ステージでのムーンライトコンサート、舞台といい、出演者といい、演出といい、言いようのないすばらしさでした。会の中で配布された冊子「日本人のくらしと歌」やパンフレットも実に読み応えのあるもので、これは捨てられないと思っています。
このCOP10名古屋誘致のそもそもの立て役者であった前名古屋市長のアイディアで開催されたとお聞きしました。豊かな森が残る興正寺で、秋の虫の声を聴きながら、日本の四季、懐かしい里山の風景や心のつながりを思い起こさせる唱歌、叙情歌の名曲、朗読等の披露。
聴きながら、自分が幼い頃に慣れ親しんだ父のふるさとの里山を思いだし、感傷的になってしまいました。
奄美大島で異常な大雨が降りました。各地で腹をすかせたクマが人里に出没しています。秋サケが捕れないとのニュースもあります。「このままでは手遅れになる」のではなく、もうすでに手遅れなのかも知れません。今のままでは私たち大人は、未来を生きる子どもたちに顔向けができません。たとえ手遅れであっても、知恵を出し合い、手当てはできるはずです。そのことを話し合うための会議がCOP10ですが、世界の国々にはこの危機感が十分に共有されていないようです。明日につながる成果を期待し、私も会に参加してきます。
それにしても、よくぞこれほどまでのコンサートを仕上げられたものです。
関係の皆様の、知恵と創意と努力に心より敬意を表します。
(写真左から前国交省事務次官谷口氏、COP10事務局長アーメド・ジョグラフ氏、環境副大臣近藤昭一氏、斎藤)