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クルマの税金

  • 2010/11/18

来客の合間を縫って、党のエコカー議員連盟の会合に出席。
総務省の提起している環境自動車税導入に関わる問題点などについて学習した。
自動車税と自動車重量税を一本化し、環境自動車税を創設するというものだが、そもそも「総務省で検討」ということに違和感。
不勉強の僕がいけないのだが、よくよく聞いてみると地方税である自動車税と国税である自動車重量税をまとめて新たな地方税をつくるという話。「なんだ。国と地方、財務省と総務省の税のやりとりか?」などど勘ぐりたくもなる。
手元にテリー伊藤さんにいただいた「クルマの税は高すぎる」という本がある。まだ途中までしか読んでないが、確かにクルマの税金はユーザーには分かりづらいし、何よりも高い。諸外国と比べれば一目瞭然だろう。車を買うときだけ、消費税に加えて取得税を払うのもやはり疑問だ。
今回の環境自動車税も、自動車の車体本体にかかるもの。持ってるだけで環境負荷対策のための税を納めるのも多くの国民には理解されづらいだろう。
車体課税は党のマニフェストでも負担軽減を前提に全体の見直しをすすめるとあったはずだ。このこととの整合性も含め、さらなる検討が必要だ。
議連のメンバーとして、今回の案には反対の意思表示をしていく必要があるだろう。
環境保護は世界規模での課題だ。みんなで負担を応分し、対応していくことが何より肝要である。CO2は何も自動車だけから排出されるものでない。それよりも、この間すすめられてきた環境負荷の低減に向けた業界の努力やこれからの対策に対して積極的に支援していくことの方がより効果的であるように思うがどうか。