昨日、臨時国会が閉会。閉会後に議員総会室で、サンドイッチとお茶でささやかな打ち上げ会。
自分にとっては初めての本格的な国会でした。この国会を自分なりの言葉で表現すると、
「初めての経験ばかりで緊張とワクワクでいっぱいだったが、腹立たしく申し訳なく釈然とせず、子どもたちにはとても見せられない国会」　まあこんな感じでしょうか。
大変勉強になったのは事実です。初質問も経験しました。政策内容を吟味しつつ、予算の在り方についても議論を深めました。党の意思決定の在り方も少しずつわかってきた気がします。省庁と党、省庁間のやりとりも垣間見ました。
しかし、本会議や委員会の中味は、国の将来を見据えた論戦とは言いがたいものでした。誹謗中傷や口汚いヤジが飛び交い、内容も個人の失言や失策を批判したり、謝罪を繰り返したり…。予算委員会などはいい例です。特にテレビ入りの日はこうした傾向が強い。傍聴席に子どもたちの姿が見えると「いい加減にしてくれ！こんなとこ見せるな！」と何度も思いました。僕の所属する文教科学委員会では法案の成立は一件もありませんでした。
報道の在り方も残念でなりません。よい例が中井前大臣の式典中のヤジ事件ですね。僕はあの日、議場では中井さんのすぐ後ろに立っていました。式次第によるとお座りになるはずだった秋篠宮様ご夫妻がお立ちになられたままであったとき、中井さんが式次第を見ながら「お座りになられないのかな。どなたかお知らせになってほうが…」このような言葉を言われたのは事実です。しかし、すぐ後ろに立っていた僕や谷さんにも聞こえるか聞こえないかというくらいの小声です。僕たちの後ろの席の方にはおそらく聞こえなかったでしょう。少なくともヤジではありません。あれはヤジではなくボソボソ話です。中井さんを擁護するつもりはありません。発言内容も言った言わないの世界ですし、その是非をどうこういうつもりはありません。ただ、目の前で起こったことと広く報道された内容とが必ずしも一致していない。このことは明らかな事実です。
閉会後、いくつかの会合に出てから地元に戻ってきました。しばらくは地元での活動が主になると思います。こうした機会に有権者の皆さんと多く意見交換をしたいですね。
そして、選挙！年明けには愛知県知事選挙、多分名古屋市長選挙、統一地方選挙等が続きます。僕に選挙も逆風でしたが、それ以上の厳しい状況の中での選挙となりそうです。ここはひとつ、気合いをいれて頑張らなければ！