政治主導への歩み
- 2010/12/09
258回だったものが0回に!
何のことかと思われるでしょう。これは自民党政権下であった20年の通常国会と、政権交代後の22年の通常国会における参院文教科学委員会での政府参考人(いわゆる文部科学省の局長などの役人等)の答弁回数です。
わかりやすくいうと、私たち国会議員が委員会で質疑を行う際、その答えを自民の時代は官僚が多く行っていたけれど、民主の時代に変わってからは官僚が答弁に立つことはほとんどなくなった、ということです。いずれの国会でも開かれた文教科学委員会は6回ずつと同じです。じゃあ、官僚が答弁しなくなった分誰が答弁したのかというと、例えば大臣は174回が263回に、副大臣は19回が81回に、政務官はなんと0回だったのが12回に(自民時代の政務官は何やってたんだ?)増えています。
今、党の広報委員会の委員長補佐としての役割をいただく中で、省を通じて調べてもらった結果です。政権交代後に政治がどう変わったのか具体的に有権者の皆さんに理解していただくため、こうした数字を示していくことも必要だと、大塚広報委員長のもと新たな取り組みとして進めているもののひとつです。
単に政治家が答弁する回数が増えたことをとらえて、政治主導などというつもりはありません。しかし、少なくとも政務三役が政策にいかに関わり努力しているかはわかっていただける数字だと思います。これは文教科学委員会だけの数字なので全体がどうなのかは今後明らかになってくると思いますが、おそらく傾向は同様だと思います。政治家が役職にあぐらをかいて名前だけ…なんて時代は、政権交代とともに終焉したんですね。
さて私も今から政調の部会にでかけて、勉強してきます!
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