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大晦日に想う

  • 2010/12/31

大晦日です。2010年も間も終わろうとしています。
僕にとって今年は、人生の節目の1年であったことは間違いありません。
教師という職業にはまり、子供たちとの日常に時間の大半を費やしていた男が、故あって国政に挑戦。多くの仲間に支えられ、数えきれないほどの人々に出会い、信じられないほどの支援をいただいて、新たな働く場を与えていただきました。
僕は決して秀でた人間ではありません。勉強もそう好きではないし、仲間と遊ぶことが好きなぐうたらな人間です。決して強い人間ではないし、自らを律する力も人並みだと思います。ただ、何かを信じて一生懸命取り組めば必ず実現する、教師時代に子供たちに日々話していたことだけは本気で信じている一人です。そして、今年はその思いをますます強くした1年でした。
「どのような環境にあっても、すべての子供たちが等しく学べるスタートラインを創ってやりたい。はじめからスタートラインにつくことさえできない子供たちが多すぎる。」
「日本を、子供たちの笑顔があふれる国にしていきたい。子供が減り続ける。思い切って外で遊べない状況を変えなければ」今はこんな夢の実現を信じて一生懸命取り組む毎日です。きっと実現すると思っています。
それにしても閉塞感に満ちた2010年でしたね。このままでは日本はダメになる。国際競争からも遅れ、豊かさを失ってしまう。こんな論評がテレビでも新聞でも繰り返されましたね。
自虐的というかマイナス思考というか、心配性というかそんな感じさえもつ報道が繰り返されましたが本当にそうなのでしょうか。年間輸出は50兆円を超えバブル期と変わらぬ水準を維持しています。日本の製造業はいまだにきわめて強力です。外国から年間10兆円を超えるような金利配当を得ている国がほかにあるでしょうか。900兆円を超える国や地方の債務も確かに深刻です。しかし、貸し手である日本国民や日本企業が毎年5兆円を超える金利を得ているのです。今必要なことは、こうした利潤が多くの人々に行き渡らない状況を改善することです。莫大な外国からの収益をもとに、不況感の源になっている内需の拡大を図ることです。国内に雇用の場を創出することです。そのためにもまず、この自虐的経済観を転換していくことが必要です。いろいろなご意見をお持ちだと思います。しかし、なぜだか元気がない人に「病気だ、深刻だ、もっと悪くなるぞ!」なんて言ってみたって何もよくなりませんよ。2011年は「元気!前向き!プラス思考!」でいきたいですね!
今年はありがたい年でしたが、身内との悲しい別れもありました。来たるべき2011年は皆さん、とにかくお互い健康に留意して健やかに過ごしましょう。
どうぞよいお年をお迎えください。