学校現場の3学期
- 2011/01/06
新年が慌ただしく過ぎていきます。
今年は、選挙イヤーだからなおさらですね。
昨日は出身の愛教組の新年「旗開き」に出席。久しぶりに会う教員時代からの仲間も多くいて、旧交?を温めました。教育現場はいよいよ新学期(2学期制のところは違うが)の始まりです。中学3年生はいよいよ受験シーズンの始まり。卒業も間近に迫って先生方も忙しくなります。
教員にとって短いけれど、とても印象深い3学期。受け持っている子供たちともあとわずかでお別れ。寂しさと、安堵感と、「本当にこのままでいいのか、もうすぐお別れだ、何かもっと教えることがあるんじゃないか」という不安感が入り混じった不思議な感覚にいつも覆われていたような気がします。
職員室ではそろそろ異動の話や次年度の校内体制などの話が花盛りとなります。先生方の中にはこうした事情にやたら詳しい人がいて、仕事をしながらそうした先生の話に聞き耳を立てたりします。
年度末に向けて、成績処理はもちろん、指導要録や各種書類との格闘も始まります。比較的早めに余裕をもって準備にとりかかる先生もいれば、締め切り間際にやたらとバタバタしだす先生もいます。いずれにしてもこうした事務作業はとにかく簡素化したい。子供への指導が仕事の大半を占める諸外国と違って、こうした事務的作業などが仕事の3割や4割を占めるとも言われている日本の先生方の切なる思いです。
教員免許更新講習を受けた妻が更新手続きをするようです。ところが大学卒業時にいただいた肝心の教員免許状が見つからないらしい。結局再発行だか紛失だか何らかの手続きをするようです。こんな余分なことも増えました。更新手続き締め切りを目前にしてこんな状況です。本当に大丈夫なのだろうか。免許失効を防ぐために教員が右往左往するだけのこんな制度に何の意味があるんだろうか。通常国会の委員会では引き続いてこの制度の問題点を指摘していきたいと思っています。