労働者・勤労者の踏ん張りどころ!
- 2011/01/26
僕の地元は今、選挙一色です。
労働組合の皆さんも忙しい中、懸命の運動を続けてくれています。
忙しいも忙しい時期、労組にとってはいよいよ春の取り組み春期生活闘争が本格的に始まる時期なのです。
格差を是正し、公正な労働配分を実現し、日本社会に元気とやる気を復活させるための取り組みです。僕は今の日本経済の長期的な低迷や蔓延する閉塞感の最大の原因は、もっとも大きな消費者グループである労働者層が総じて低収入なことと、少子化・高齢化の進展によりこの層の人口が今後増加する見込みがなく国内需要の拡大に期待が持てないことだと考えています。
裕福な層がますます裕福になり、そうでない層はますます困窮する。
裕福な層(高齢の方が多いが)はますます裕福になっても、消費行動に大きな変化はない。
一般の労働層(若い世代が多いが)は、消費意欲が高く、消費すべき対象も多く(住宅などがそうですね)、実入りが増えれば消費行動も大きく変化します。お金を旺盛に遣う世代にお金が回らない状況ですから、内需が増えるわけありません。
言い換えれば、この間、生産性を高め、日本の国際的な競争力を高めることを理由に、労働者の賃金を低くし続けてきた状況が、内需を低下させ、日本経済そのものを小さくし、ますます生産性を低めるという悪循環が起こっているのだと考えます。
こうしたことから、労働者の賃金水準の回復は急務です。どのような経済政策よりも効果的であると考えています。
僕たちも政治の分野でがんばります。
労組の皆さんの、まずはこの春期生活闘争での力強い取り組みと大いな成果を期待いたします。