直球ど真ん中

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水をやり、光を注ぎ、らしくそだてる。

  • 2011/02/08

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昨年の夏、支援者の方に当選のお祝いでいただいた胡蝶蘭、いったん花はすべて落ちましたが、その後また茎が伸び、蕾をつけ、こんなに大輪の花を咲かせてくれました。
事務所の方が、茎を切り、水をやり、温度と置き場所を考え、咲いてからは光の当たり方などに気を配っていただいたおかげです。
教育もこのようなものなのかもしれません。どんなに立派な花でもきちんと愛情を注がなければ、思ったようには育ちません。植物自体には生きる力があるのです。肥料を与え、水をやり、光を注ぎ、虫をとる、まさに教育だと思いませんか。
植物にもさまざまな種類があり、いろいろなタイプがあります。蘭もあれば薔薇もある。花をつけずに目立たないものもあります。でも蘭を薔薇にすることはできないし、花のつかない植物に無理に花を咲かせることはできません。
きちんとそれぞれにあったやり方で愛情を注ぎ、それぞれの植物らしく育つことが大切なのです。
盆栽のように無理な力を加えても枝の形が曲がるだけ。本来まっすぐ伸びる植物はまっすぐ伸ばせばよいのです。
ただ、光を注ぐにはまずは天気がよくなくてはいけませんね。
大きく育てるには肥えた土も必要です。
取り巻く環境は実に大切です。
学校教育や家庭教育の場などで、きちんと愛情を注ぐことのできる環境を整えることは、社会全体の責務です。
よく見ると、他の蘭も少しずつ蕾がふくらんでいます。もうすぐ花が咲きそうです。
会館の部屋にいながら、一足早く春の到来を感じています。