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チルドレンファーストの理念を!

  • 2011/08/07

子ども手当についての報道が盛んにされていますね。
今回の子ども手当の修正協議、本当に残念に思います。
僕は、チルドレンファーストという党の方針に強く共感して、その理念を実現すべくこの世界に飛び込みました。
その根幹であった子ども手当です。大きく理念は変わっていないと言われる方も見えますが、所得にかかわらず、未来を担う子どもたちを社会全体で育てるという、崇高な理念は失われたように思います。
また、子ども手当が支給されるようになって、子育て世代の子育て環境にどのような変化があったのか、きちんとした分析もされていません。これから子供を産み育てようとする若い世代の動向にどのような変化があったのかもよく知らされていません。
政策の効果を確かめることもなく、政局に絡んで政策転換する。
生意気なことを言います。「仕方ない」「受け入れざるを得ない」との声もありますが、交渉事の在り様、展開としては極めて稚拙と言わざるを得ません。
これだけ譲歩したにもかかわらず、なお、特例公債等の成立合意には至っていないとのこと。疑問ばかりが湧いてきます。
中身についてはこの秋の臨時国会で十分議論するとのこと。もう一度理念に立ち戻るようしっかり意見を申し上げていきたいと思います。
先週、学校基本調査の結果が発表されました。ほとんど報道されていませんが、きわめて興味深い数字があります。高校の無償化が実現した昨年度、高校中退者に占める、経済的な理由によって高校を中退した子どもの割合が、前年度と比べ約4割減少しています。
「お金がないから学校に行けなくなった」こんな悲しい思いをした子どもがこんなにも減ったんです。これは国公立と私立を合わせた数字です。
この政策も自民党は「バラマキ4K」と言ってるんですよ。僕には理解できません。
昨日も今日も地元でたくさんの子どもたちの笑顔に接しました。政局のためにこれ以上、この子どもたちを泣かしてよいのでしょうか。