直球ど真ん中

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消費増税について。

  • 2011/11/27

地元での週末。
すっかり初冬の雰囲気で、朝、布団から出るのがおっくうな季節ですが、毎日早起き。
今週は、労働組合の会合、バス旅行のお見送りや、地元での学区周年行事、障害者団体の催しなどなどで、多くの皆さんに国政報告を行いました。
社会保障と税の一体改革についての報道が盛んにされていることもあって、多くの皆さんからご質問をいただきます。
今回の改革案は、子育て支援、年金、介護、医療などの改革は充実の側面と、重点化・効率化の両面から議論されています。
簡単に言えば、充実にこれだけのお金がかかる。そのかわりに、事業を整理したり、一部負担を増減させたりして一定の財源を浮かせる。差引してこれだけのお金が余分にかかる(これが15年には2.7兆円と試算されています)。
この財源を捻出し、さらにこれからの高齢化社会を見据えて持続可能な制度としていくために消費税率を上げ、国民負担を大きくする。
そして、この重点化・効率化の具体策として、例えば年金のマクロ経済スライドの導入による年金カット、医者にかかったさいの窓口で一律に100円を負担していただくなどの案が議論されているのです。
消費税のアップ分5%の使いみちについては、すべて社会保障にとされていますが、このあたりも少し議論があいまいです。
1パーセントは先ほども述べた2.7兆円に。
1パーセントは高齢化が進むために必要。
1パーセントは年金の国庫負担2分の1の原資に。
1パーセントは消費税が上がることによる国や自治体の負担増のために。
1パーセントは制度維持のために。
おおむねこのような説明がされていますが、上の3つまでは理解できても、下の2つは本当にわかりづらい。
このあたりを今後、細かく説明し、給付と負担のあり方も十分に理解していただくことが、議論の堰堤となりますね。
スケジュールを追いすぎて、国民への説明がいい加減になることは絶対に避けなければなりません。
さて、国会もあと2週間。
復興特区などの具体的な議論もいよいよ委員会で始まります。
明日からも忙しくなりそうです。