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公共放送は大丈夫か。

  • 2014/01/28

NHK新会長の記者会見時の発言が大きな問題となっている。
当然だ。
不見識極まりない。
会長としての資質がない。
「政府が右と言うことを左というわけにはいかない」
「(特定秘密法について)政府が必要だというので様子を見るしかない。カッカする必要はない」
「従軍慰安婦は戦争地域にはどこにでもあった」
「オランダにも飾り窓がある…」
耳を疑う発言だ。
私的な考えに基づく発言であったと釈明したようだが、そのような問題ではない。
この人物が会長では、NHKが中立的な立場で多面的な情報を適宜提供することは、もはや難しいのではないか。
不安だ。本当に日本はどうなってしまうのか、不安で仕方ない。
この国会で徹底的に責任を問わなければならない。
NHKに関しては、経営委員の長谷川氏の商業紙に寄せたコラムにも驚いた。
「女性は家で子を産み育て、男性が妻と子を養うことが合理的」
「男女雇用機会の均等の思想は、個人の生き方への干渉」
とし、これらが現在の少子化の要因との考えを示した。
女性が家で家事と子育てに専念すれば、子どもが増えて少子化が解決するなどと本気で思っているのか。
若い世代の雇用環境や所得の低さなど、根本的な課題を横に置いてこの議論。
女性の社会進出が進んでいる国ほど、出生率が高い現状をどう説明するのか。
まさに時代錯誤。この方もおやめになられた方がいい。
長谷川氏含め、NHKの経営委員人事については、臨時国会でも大きな議論を生んだ。
新たに委員に選任された方が、安倍総理の元家庭教師であったり、総裁選で安倍氏を支援した方だったり、安倍総理の後ろ盾となっている方に近い人であったり、あまりにも偏った人選が問題視され、僕たちも反対した。
この長谷川氏もその一人。
そしてこれらの経営委員が選んだ会長が前述の籾井氏である。
公共放送がまさに信頼を失いつつある。
経営陣の発言は、現場を萎縮させ、番組制作にも大きな影響が出るだろう。
公人であることに無自覚で、持論を展開しまくる。
このような人物たちがもてはやされるような風潮も拡がりつつある。
総理の言う「女性が輝ける社会」とはどのような社会か。その考えは真実か。
であれば熱烈な支援者がなぜ正反対の発言を繰り返すのか。
総理もきっちりともの申すべきだ。
本音が別にあるのなら話も違ってくるが…。