アナログな教育は、ふと思い出す。
- 2016/02/17
中学校時代の思い出はいろいろある。
友人、部活、放課後の遊び、修学旅行、なぜか強制的に立候補させられた?生徒会長選なんてのも…。
授業内容の思い出は残念ながらあまりない。
それでもいくつか思い出す授業シーンがある。
理科の授業でこんなことがあった。
教材はビー玉と新聞紙で作った直径1メートルほどの円球。
友人とペアになりそれぞれをもつ。
私はビー玉をもち教室に。
友人は大きな円球をもち、運動場の遙か彼方へ。
二人の距離は多分100メートルくらいだったのだろう。
もちろん声も届かない。
ビー玉は地球。直径1メートルの円球は太陽。
両者の距離は100メートル。
「いいか、これが地球と太陽の関係だ」と先生。
先生の顔もはっきり思い出せないが。この場面だけは今も鮮明に覚えている。
今で言えばアナログな授業だ。
地球と太陽の関係性など、今ならおそらく、コンピュータなどで簡単に映像として見せることができるだろう。
しかし、それでは40年後の記憶には残らない。
ここが難しい。
手間暇を惜しんではいけないが、効果的な学習も必要だ。
手間暇かけてもらった昔の授業はふと思い出す。
先生も大変だったろうが、結構楽しい。