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アベノミクスを数字で評価する。

  • 2016/02/25

20150329152717-167

 

第2次安倍政権誕生後3年あまり。総理が誇らしげに成果を語るアベノミクス。

経済政策には明暗、表裏さまざまある。

本当にアベノミクスは成功しているのか。

アベノミクスは実はうまくいってない。まやかしでないのか。

 

いくつか数字をあげてみたい。

民主党政権の最後と、それ以降のアベノミクスを経て今の状況との比較だ。

統計を得られる時期も一定ではないので、できるだけ近い数字ということでご理解願いたい。

様々な団体の調査も入っているので、数字のばらつきもあるだろうが、概ねの傾向として受け止めていただきたい。

 

給与月額     31万4127円 → 31万3856円

正規従業員    3340万人  → 3304万人

非正規従業員   1813万人  → 1980万人

年収200万以下  1782万人  → 1831万人

年収1000円万以上  107万  → 116

貯蓄ゼロ世帯   26%  → 31%

生活保護世帯   153万 → 163万

労働分配率    72.3% → 69.5%

サラリーマンお小遣い 男性 39756円  →  37642円

待機児童  22741人  →  23167人

企業の内部留保 304.5兆円 →  342.8兆円

デパート総売上  7166億円 → 7098億円

公共事業予算  4兆5733億円  →  5兆9737億円

 

政府としてあえてふれづらいであろう都合の悪い数字をいくつかならべてみた。

もちろんこれ以外にもいくつもある。

好転している数字もある。

税収は消費増税分を含めずとも、4兆円弱伸びている。

完全失業率は0.9%下がった。

株価は上がり、企業の経常利益も16兆円伸びている。

実質GDPは9兆円プラスだ。

しかし個人消費は落ち込んでいる。

 

この経済政策は成功しているのか。次の3年後にはいったい何が起きているのか。

多くの方が明るい見通しをもっているのか。

我々は野党である。アベノミクス型格差容認トリクルダウン経済政策を否定し、

民主党型暮らし優先ボトムアップ型経済政策を堂々と訴える。