本日、民進党を離党しました。
- 2018/05/07
本日付で民進党への離党届を提出しました。
生まれ育った故郷を離れるようで無念です。通常故郷を離れるときは新たな世界への期待に心躍らせるケースもあるのでしょうが、残念ながらそのような高揚感はありません。
昨年の衆議院選挙時における希望の党への合流劇とそれに伴う党の分裂。自らの意志と関わりなく多くの仲間と袂を別つことになりました。支持率の上がらない党勢を回復すべく下された博打のような判断は、組織論ではなく、組織を犠牲にした個々の 議員の生き残り策であったように思います。結果、地方議員をはじめとする多くの仲間を巻き込んで党が実質的に三つに分かれる事態に陥りました。政治は結果が全てと言うのなら、間違いなくこの判断は正しくなかったのだと思います。組織を守ろうという意識が著しくかけていたと言わざるを得ません。当事者の一人として反省するばかりです。組織人として社会人人生の大半を過ごしてきた自分にとってはとりわけ痛恨の極みであったと思います。
こうした状況を打破すべく今回の我が民進党と希望の党の合流による国民民主党の結党がなされることは一定理解します。両党の執行部が丁寧かつ綿密に合流に向けた議論を重ねてこられたことには敬意を表したいと思います。私も常任幹事会のメンバーとしてこうした経緯を間近でみてきました。国民民主党には多くの国民の声の受け皿となり、政権交代に向けた野党の中心として大きな存在になってほしいと思います。
今回、国民民主党に合流しないとの判断は、様々考え、多くの方に意見を聞き、最終的に自身で決めたものです。理由はいくつかあります。最も大きな理由は、今回の新党結党が立憲民主党も含めた野党再編への道を遠ざけるのではないかという懸念です。私はあくまで立憲も含めた再編を模索していきたい。そのためにも今後の愛知県内での活動を見据えたときに、今は無所属で活動することが望ましいとの結論に至りました。。
また、これを機にまずは無に戻り、改めて多くの支援者や団体の皆さんとこれまでの活動の総括や今後の目指すべき方向性についてさらに議論をしたい。国会会期中という思ってもいなかった時期の新党結党でそうした活動が十分にできていません。そのための時間もほしいと思います。
国会内での活動については、思いを同じくする数名の仲間と民友会という会派を新たに立ち上げることにしました。会派の命名もさせていただきました。会派の名称に込めた私の思いも是非お察し頂きたいと思います。この民友会で立憲民主党と統一会派を組むべく最終調整をしています。
ご支援いただいている皆様には急な報告になりましたことをおわび申し上げます。今回の決断についてご理解いただくとともに、引き続いてご支援いただきますことを心からお願い申し上げます。 斎藤嘉隆