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どこを向いて政治をしているのか。与党の横暴ここに極まれり。

  • 2018/07/11

西日本を豪雨災害が襲い、多くのかけがえのない命が失われ、多くの国民が家を失い、避難生活を余儀なくされるなど、被害が拡がっている。
こんな状況下で、政府与党はいったい何をしているのか。
昨日も、災害復旧の最前線で指揮すべき立場の国土交通大臣が終日にわたり委員会に参加している。このような状況下だ。委員会質疑よりも被災地訪問などを優先すべきだろう。大臣を国会にはりつかせてまで、審議させたい法案とはいったい何か。いわゆるカジノ法案だ。なぜここまで成立を急ぐのか。背景に何があるのか。災害復旧よりも大切なのか。誰との約束なのか。少なくとも、今の与党にとっては国民の命よりもカジノの方が優先順位が高いのだろう。そう言われても仕方がない。

そして今日の国会、参議院の選挙制度が強行採決された。このご時世に六議席も増する内容だ。しかも選挙区と選挙区を併せる合区によって議席を失う自民党議員を救済するための改革であることが明白だ。ここまでのお手盛り改革もそうあるまい。こんな法律が当たり前のように成立していく。これが今の国会の現状だ。

国民の皆さんにこの状況を細やかに伝えることも私たちの役割だ。与党の横暴極まれり。国民をなめきったような彼らの態度に国民の怒りが向くのも時間の問題だろう。