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アメリカ渡航記 その2

  • 2018/09/26

4日目も早朝にホテルを出発。2つめの学校視察でセント・トーマス校を訪問した。朝の登校風景も見させていただいたが、当然ながら全員が車での送りだ。330人の生徒が通う私立校で、マイクロソフト社のMicrosoft showcase schoolのひとつだ。マイクロソフトによる研修支援、オフィス365,ワンノート、スカイプなどを教育に活用しているが、月々の支払いで同社の総合的なサポートを受けているのが特徴的である。学校が言うには専任の担当教員を雇うよりもずっと安上がりで効果的とのこと。デバイスはすべて学校が所有し子どもに貸し出すシステム。幼児期から提供し、6年生で新しいデバイスに変える。

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学校環境も素晴らしい。木材による校舎、カラフルな色使いでストレスがない。校長先生らからレクを受けた後、校内を回り丹念に授業を視察した。すべての子どもにデバイスが提供されているが、中には紙の教科書とノートで授業を受けている子どももいる。聞くと、この方が知識が頭に入りやすいとのこと。子どもによってはそうした選択も可能なようだ。

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約3時間の滞在で学校を後にし、再びマイクロソフト社に。会議室で総括的な議論を行い、その足で空港に向かう。名残惜しい。せっかくなのでもう少しシアトルの街を堪能したかった。

夕刻の飛行機で空路サンフランシスコへ。ホテルに着いたのは20時近く。遅い時刻に申し訳ないと思いつつ、サンフランシスコ総領事公邸へお邪魔した。宇山智哉総領事らから主にシリコンバレーの現状と教育事情などのレクを受けた。高台にある公邸からはゴールデンゲートブリッジが見えた。このサンフランシスコまで足を伸ばした最大の理由はシリコンバレーの視察だ。あさってには帰路につくので、こちらでの視察日は正味明日一日しかない。とにかく見れるだけ見て、聞くことができるだけ聞いて、充実した一日にしたい。