学校を9月始業に!
- 2020/04/23
5月6日までの緊急事態宣言。GW中に延長について議論することになるだろう。延長の場合は早めの決定が必要だ。店舗や学校などの休業ひとつとっても、直前の決定では対応に混乱が生じる。今日の議運理事会でそのことを与党に要請したところだ。
学校の休業がさらに延びると各学年のすべての学習内容の習得が時間的に困難な状況になる。公立学校などでは遠隔授業もままならないなか、自治体単位で学習物の配付や単発での動画配信など様々な工夫をしていると聞いているが、到底追いつかない。
どこまでこの状況が続くか見通せないが、ここは全国の学校を9月始業に変更することを提言したい。今、各所と意見交換や論点の整理中だ。世界的に見れば学校の始まりは9月が一般的だ。日本は従前から4月始業であるため、グローバル化が進んだ今、帰国児童生徒や留学生などの送り脱脂や受け入れで支障が生じることも多々ある。以前、東京大学が9月始業を検討しているとの報道もなされたが、そのような議論が続けられてきたことも確かだ。これには与野党、政府を巻き込んでの議論が必要だ。教育界だけでなく、経済界や官界など幅広い層との共通理解も必要となる。
先般の委員会でも9月始業に関するやりとりがあり、文部科学大臣は必ずしも否定的ではなかったように見受けられた。与党中心でもちろん構わない。積極的な議論を促したい。